先日、横浜市の泉区役所に行った際、エレベーターに乗っていたら、途中の階から、若いお母さんと3歳位の娘さんが乗ってきました。
そんな中、娘さんがエレベーターの奥に来て「あれ?何でこんな所に鏡があるの?」とお母さんに聞いていました。
確かにエレベーターの中段とかではなく、下段の方に50cm四方位の大きさの鏡がありました。ちょうど、娘さんの目の高さにあるような高さです。
私は福祉の職員ですので、エレベーターの鏡の意味は知っているつもりですが、ある調査では、80%位の人がエレベーターの鏡の意味を知らないとの事です。
そこで、若いお母さんが何て答えるのか?耳を大きくして聞いてしまいました。
お母さん「その鏡は車椅子の人がエレベーターから降りる時に後ろを見る為にあるのよ」と答えていました。
おぉ!大正解でございます・・・と心の中で叫ぶ私。
何となくホッコリとしてしまいました。
確かにエレベーターの鏡は車椅子の方が便利になる為の配慮ですが、一般の方でも利用でき、
身だしなみや髪形等の確認に使われている人は多いかと思います。
そのように障がいがある方だけではなく、誰でも便利になる設備、工夫をユニバーサルデザインと言ったりします。
若いお母さんが鏡の意味をしっていた事に驚いただけではなく、それを聞いた子供が車椅子の人や障がいのある方の気持ちを少しでも分かるようになれば、福祉の未来は明るいな。と
勝手に想像をしながら、エレベーターを降りました。